【 寛永行幸四百年祭とは 】

寛永3年(1626年)、徳川将軍家が後水尾天皇を二条城にお迎えし、5日間に渡って舞楽、能楽、和歌等でもてなした「寛永行幸」は、朝廷と幕府の融和、そして泰平の世の到来を告げた、江戸時代を通じて最大級とも言えるイベントでした。この行幸に向けて二条城は現在の形に改修されたほか、この行幸を通じて、のちの日本文化に多大な影響をもたらす「寛永文化」が花開くことになりました。
令和8年(2026年)、「寛永行幸」から400年の節目を迎えるに当たり、行政・経済界・文化芸術団体等によるオール京都の組織「文化庁連携プラットフォーム」のプロジェクトとして、二条城を中心とする寛永文化ゆかりの地において、「寛永行幸」の行事を再現するイベントを実施するとともに、寛永年間に花開いた「寛永文化」を振り返る記念祭を実施します。

寛永行幸四百年祭の
実施概要

【 開催期間 】 2026年をターゲットイヤーとして、秋を中心に、様々な企画を実施
* 2025年も1年前として、様々な機運醸成事業を実施
【 開催場所 】 京都市内を中心に全国各地
◉ 二条城
◉ 京都市内施設
◉ その他、全国の寛永ゆかりの地
【 主催 】 寛永行幸四百年祭実行委員会
(文化庁連携プラットフォーム内に設置)
お問い合わせ

寛永行幸四百年祭の全体像

主催事業

寛永行幸行列の再現イベント

*現在調整中の内容

【 日程 】 2026年 12月6日(日)
(約2時間)
【 ルート 】 御所 〜 二条城東大手門
(約2㎞/ルートは検討中)
◉ 出発イベント
◉ 二条城でのお迎えイベント
【 内容 】 参加者:200 〜 300名
※様々な役柄を設定し、時代装束を着装

寛永文化の理解促進事業

*現在調整中の内容

A 寛永文化講座、寛永サミット
◉ 研究者による連続講座やワークショップの実施
◉ 専門家や文化人による市民向けのセミナーやシンポジウムの実施
B 能楽公演
◉ 「寛永能楽騒動記」の再演
◉ 能楽師の解説付きで能に触れる機会の提供
C 伝統産業体験、伝統文化体験
◉ 衣装や装飾品の再現を通じた伝統産業の振興、伝統文化の継承
◉ 「寛永文化サロン」での体験イベントの実施

連携事業・認定事業

  • 京都の恒例行事

    2026年度の開催を
    「寛永」バージョンで

  • 民間による事業

    「寛永文化」や「ゆかりの地」を
    テーマに企画

下記3館を中心に、
京都の美術館・博物館において、「寛永」にちなんだ
様々な展示企画を構想中。

寛永行幸四百年祭
実行委員会

「寛永行幸四百年祭」の実施を通じた「寛永行幸」及び「寛永文化」の普及・啓発や二条城の新たなブランドの確立等により、京都をはじめとする日本の伝統文化の継承や担い手の育成、伝統産業の振興等をつなげ、「文化と経済の好循環」を実現し、その全国のモデルケースを創出することを目的に、令和7年8月に発足

実行委員会規約
  • 【構成員】
  • 令和7年8月現在
役職 所属等 所属組織での役職 氏名

委員長 京都府 文化生活部副部長・
文化政策室長
梅原 和久
副委員長 京都市 文化芸術政策監 平賀 徹也
副委員長 京都商工会議所 専務理事 兒島 宏尚
副委員長 (公財)京都文化交流コンベンションビューロー 専務理事 山本 ひとみ
監事 (一社)京都経済同友会 事務局長 下間 健之
委員 元離宮二条城事務所 所長 坂井 良太朗
委員 (公社)京都府観光連盟 専務理事 四辻 清美
委員 (公社)京都市観光協会 専務理事 横井 雅史
委員 (公財)京都文化財団 事務局長
京都文化博物館副館長
金谷 宗子
委員 (公財)京都市芸術文化協会 専務理事 松本 守弘
委員 ㈱京都新聞COM 営業局長 石徳 和彦
プロデューサー Living History KYOTO 代表 濱崎 加奈子
オブザーバー 文化庁 審議官 松坂 浩史
オブザーバー 泉屋博古館 学芸部長 実方 葉子