寛永行幸四百年祭とは

寛永3年(1626年)、徳川将軍家が後水尾天皇を二条城にお迎えし、5日間に渡って舞楽、能楽、和歌等でもてなした「寛永行幸」は、朝廷と幕府の融和、そして泰平の世の到来を告げた、江戸時代を通じて最大級とも言えるイベントでした。この行幸に向けて二条城は現在の形に改修されたほか、この行幸を通じて、のちの日本文化に多大な影響をもたらす「寛永文化」が花開くことになりました。
令和8年(2026年)、「寛永行幸」から400年の節目を迎えるに当たり、行政・経済界・文化芸術団体等によるオール京都の組織「文化庁連携プラットフォーム」のプロジェクトとして、二条城を中心とする寛永文化ゆかりの地において、「寛永行幸」の行事を再現するイベントを実施するとともに、寛永年間に花開いた「寛永文化」を振り返る記念祭を実施します。

寛永行幸四百年祭の全体像

「寛永行幸四百年祭」
ロゴマーク制作意図

「寛永行幸四百年祭」ロゴマーク

後水尾天皇が御所から二条城に行幸された「寛永行幸」は、公武融和を象徴する出来事でした。
御所(公家)と二条城(武家)の関係性は、日本の歴史を動かしてきたといえます。
御所と二条城を、地図上で確認すると、二条城が南北軸から東に3度ずれていることがわかります。
そこで、この3度のずれをロゴマークに表現しました。また、「寛永行幸」の文字は、近衞信尋(後水尾天皇の弟で、行幸の実現に向けて将軍家と朝廷の間をとりもち、大きな役割を果たした)の文字を使用(陽明文庫蔵の書物『寛永三年行幸日記』)しました。

【ロゴマーク制作】
近衞忠大氏(近衞家三十二代当主嫡男/クリエイティブディレクター)

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寛永行幸四百年祭「ロゴマーク制作の意図」について、
ロゴマークをデザインしたクリエイティブディレクター・近衞忠大氏にお話を伺いました。

  • 寛永行幸四百年祭「ロゴマーク制作の意図」
    近衞忠大氏【インタビュー】

  • 寛永行幸四百年祭「ロゴマーク制作の意図」
    近衞忠大氏【制作者コメント】

活動経歴

2016年
10月19日 「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」京都プログラムの一つとして「第三代将軍徳川家光による後水尾天皇への饗応を再現」が行われる。
2019年
文化庁補助事業「生きた歴史体験プログラム」としてLiving History in 京都・二条城協議会により「寛永茶会」などのプログラムが実施される。(~2023年)
2022年
9月 編著Living History in 京都・二条城協議会『京都 二条城と寛永文化』(青幻舎刊)が出版される。
2023年
9月 寛永行幸四百年祭開催に向けて活動する民間団体Living History KYOTOが発足(代表 濱崎加奈子)。
2024年
2月 二条城二の丸御殿にて、Living History KYOTOが寛永行幸四百年祭についての記者発表を行い、クラウドファンディング実施。
9月 寛永文化講座がスタート
「菊と葵―寛永文化の背景」村井康彦氏(国際日本文化研究センター名誉教授)
大江能楽堂にて能楽劇「寛永行幸騒動記」上演
宮本圭造氏「寛永行幸時の能楽」
10月 藤井讓治氏「寛永の二条城行幸」
誓願寺にて安楽庵策伝と寛永文化・能楽奉納
12月 井上治氏「華道史における寛永」
依田徹氏「寛永の椿から元禄の躑躅へー17世紀における盆栽と園芸」
2025年
1月 熊倉功夫氏「寛永文化で何が変わったのか」
5月 京都府知事、京都市長のトップミーティングで寛永行幸四百年祭の開催が合意、発表される。
6月 寛永1626交流会
畑正高氏「企業にとっての文化力」〜文化力を磨き、企業価値を高める」
8月 京都府、京都市、京都商工会議所などからなるオール京都体制の寛永行幸四百年祭実行委員会が立ち上がる。
9月 一年前記念シンポジウム「屏風から見る寛永行幸」
・実方葉子氏「《二条城行幸図屏風》の絵画的特質」
・山科言親氏「《二条城行幸図屏風》から見た有職と装束」
・西山剛氏「都市民が見た二条城行幸」
・松本直子氏「二条城行幸 絵画と記録」
公式ロゴマーク発表
10月 二条城・番所にて行列ミニチュア展示
11月 齋藤慎一氏「徳川将軍家の権威ー二条城の構造と変遷」
12月 寛永行幸行列説明会
2026年
1月 寛永×伝統産業 事業者交流会
2月 二条城・番所にて行列ミニチュア展示
2月 谷直樹氏「二条城寛永改修時の諸建築物」
井上年和氏「二条城の造営と大工頭中井家」
3月 河上繁樹氏「花洛の装いー東福門院の豪華なきもの」
4月 寛永行幸四百年祭開幕
開幕フォーラム
・近衞忠大氏「寛永行幸と文化外交」
・タイモン・スクリーチ氏「外国人が見た寛永京都の文化」
・座談・質疑「美意識は社会と経済を動かすか」
柴橋大典氏「寛永の雅ーきれいという美意識の誕生と展開」
島充氏「華麗なる寛永行幸の舞台ー復元模型が解き明かす二条城寛永天守の実像」
5月 松岡心平氏・林喜右衛門氏「天皇と能ー寛永行幸をめぐって」
山田淳平氏・小野真龍氏「武家と雅楽ー寛永行幸をめぐって」
6月 笠谷和比古氏「二条城と寛永行幸」
7月 フレデリック・クレインス氏「オランダ人が見た寛永行幸」

監修・顧問・実施体制

● 監修・顧問体制

特別顧問 熊倉功夫 文化監修 近衞忠大
有職文化監修 山科言親 礼法監修 小笠原清基
美術史監修 実方葉子 行列文化監修 西山剛

● 実施体制

総合プロデューサー 濱崎加奈子 寛永行幸四百年祭実行委員会
実行委員長
梅原和久
寛永行幸四百年祭実行委員会について

学術協力

書籍や講演等に
ご協力いただいた方々です。(五十音順)

家塚智子様 / 池坊専好様 / 井上治様 / 井上年和様 / 岡佳子様 / 小笠原清忠様 / 小野真龍様 / 笠谷和比古様 / 門脇むつみ様 / 河上繁樹様 / 熊倉功夫様 / 神津朝夫様 / 齋藤慎一様 / 柴橋大典様 / 島充様 / 松林豊斎様 / 鈴木健一様 / 千田嘉博様 / タイモン・スクリーチ様 / 田島達也様 / 谷直樹様 / 仲隆裕様 / 長崎巌様 / 西山剛様 / 畑正高様 / 原田信男様 / 林喜右衛門様 / 林宗一郎様 / 日向進様 / 廣瀬千紗子様 / 深谷信子様 / 藤井讓治様 / フレデリック・クレインス様 / 松岡心平様 / 松本直子様 / 宮本圭造様 / 村井康彦様 / 矢野環様 / 山科言親様 / 山田淳平様 / 依田徹様 / 冷泉貴実子様