四百年前、後水尾天皇と
徳川将軍が
共に観た能。
その記憶を、
現代に再び立ち上げる。
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1 | 寛永行幸について
文化が、時代を結び直した
1626年(寛永三年)、後水尾天皇は徳川幕府二代将軍・徳川秀忠、三代将軍・徳川家光の招きにより、京都・二条城へ行幸されました。この「寛永行幸」は、公家と武家という異なる文化圏が出会い、互いの美意識を共有した、日本史上きわめて象徴的な出来事でした。寛永は、現代へと連なる日本文化が大きく花開いた時代であり、「文化が社会の基盤として機能」した時代でもありました。後水尾天皇、公家、武家、町衆、宗教者、職人たちが京都で交差し、「寛永文化」と呼ばれる独自の文化的広がりが生まれていったのです。
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2 | 寛永行幸の饗応と能が果たした役割
能が公武を繋ぐ
寛永行幸では、二条城を舞台に五日間にわたり、能、舞楽、和歌など多彩な饗応が行われました。なかでも能は、この行幸を象徴する重要な文化として位置づけられていました。二の丸庭園には特設の能舞台が設けられ、後水尾天皇と徳川家光が大広間に並び、共に能を鑑賞した記録が残されています。天皇が能をご覧になる、というのは当時としては非常に珍しい出来事でした。 当日、上演された演目には『翁』『難波』『紅葉狩』『三輪』『熊坂』『猩々乱』などがあり、観世三十郎、金春七郎、北(喜多)七太夫、大蔵弥右衛門、鷺仁右衛門ら当時を代表する能役者たちが勤めました。能は単なる芸能ではなく、公家と武家が同じ場で美意識と秩序を共有するための文化的基盤として機能していたのです。
『江戸初期能組控』
(法政大学能学研究所般若窟文庫蔵)
能役者が残した上演番組の記録『江戸初期能組控』。寛永行幸の際に「翁」につづき、能九番と狂言七番が披露された記述が残っており、それぞれ曲名と役者名が記されている。 -
3 | 寛永行幸四百年祭記念能の意義
四百年後、能が再び人を結ぶ
本公演では、後水尾天皇の二条城行幸という歴史的出来事を能舞台上に再現する新作能『寛永行幸』を上演いたします。さらに、寛永行幸の際に二条城で上演された能より『猩々乱』を上演いたします。どちらの演目も金剛流若宗家・金剛龍謹氏と、京観世五軒家のひとつ林家当主・十四世林喜右衛門氏が共にシテを勤めます。江戸初期、金剛流から喜多流が分流し、また寛永行幸を契機として林家が成立するなど、寛永行幸は能の歴史そのものと深く関わる出来事でした。本公演は、四百年前と同じく、文化が人と人とを結びつける力を、能を通して現代に問い直す特別な舞台です。
鑑賞券のご案内
2階席| 5,000 円
中正面席| 7,000 円
脇正面席(後方)| 10,000 円
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【特 典】
公演パンフレット
脇正面席(前方)| 15,000 円
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【特 典】
公演パンフレット
正面席| 20,000 円
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【特 典】
本公演限定記念扇子
公演パンフレット
特別鑑賞券について
「正面席中央前方」(20万円)と「正面席前方」(7万円)は、本公演を特別な形で支えていただくためのお席となっております。 400年前の文化的空間を体験いただくとともに、料金の一部は「寛永行幸四百年祭」で実施する様々な事業に活用させていただきます。
▶ 詳しくはこちら「四百年目の舞台を、未来へ。記念の能公演を支える、二つの特別な席のご紹介」
正面席前方| 70,000 円
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【特 典】
金剛龍謹氏、林喜右衛門氏、両氏直筆署名入り特別記念扇子
公演記録映像(後日送付・非売品)
公演パンフレット
正面席中央前方| 200,000円
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【特 典】
行幸行列再現イベント(12/6)への参加(1名様)
または、観覧席(装束なし)ご招待(2名様まで)金剛龍謹氏、林喜右衛門氏、両氏直筆署名入り特別記念扇子
終演後、能舞台上にて金剛氏、林氏との記念撮影
公演記録映像(後日送付・非売品)
公演パンフレット
番 組
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- 開口
近衞忠大(五摂家筆頭近衞家)
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- プレトーク
濱崎加奈子(寛永行幸四百年祭実行委員会プロデューサー)
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- 新作能 寛永行幸
後水尾天皇 金剛 龍謹
徳川家光 林喜右衛門
徳川秀忠 有松 遼一
家臣/青龍 林 彩八子
家臣/金龍 林 小梅
日野大納言 廣田 泰能
今出川大納言 豊嶋 幸洋
家臣 惣明 貞助
家臣 湯川 稜
輿舁 岡 充
輿舁 原 陸
座奉行 河村百々愛
座奉行 河村 晃玄
申楽師 河村 晴道
申楽師 河村 晴久
申楽師 松野 浩行
都の男 茂山千五郎
都の男 島田 洋海
笛 竹市 学
小鼓 上田 敦史
大鼓 河村凜太郎
太鼓 前川 光範
後見
廣田幸稔 味方團 樹下千慧
地謡
吉浪壽晃 深野貴彦 井上裕之
河村浩太郎 橋本充貴 𠮷田和史 -
**** 休憩 ****
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- クロストーク
近衞忠大×濱崎加奈子
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- 祝言 乱
(猩々乱)双之舞猩々 金剛 龍謹
猩々 林喜右衛門
高風 有松 遼一
笛 竹市 学
小鼓 大倉伶士郎
大鼓 河村凜太郎
太鼓 前川 光範
後見
豊嶋幸洋 河村晴久
金剛流地謡
廣田幸稔 廣田泰能
惣明貞助 向井弘記
観世流地謡
河村晴道 味方團
松野浩行 樹下千慧
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【日 時】
2026年9月6日(日)
14時開演(開場は13時30分予定)
終演は17時頃を予定 -
【会 場】
金剛能楽堂
(京都市上京区烏丸通中立売上ル)
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主 催:
寛永行幸四百年祭実行委員会
共 催:
一般社団法人 Living History KYOTO
協 力:
公益財団法人 金剛能楽堂財団、林能楽会
撮 影:
バウプラス京都(株)
撮影協力:
二条城事務所