寛永3年(1626年)、後水尾天皇が二条城に行幸され、御所から二条城への行列は、全国から集まった大名など9,000人にも及びました。
二条城では5日間にわたる盛大なもてなしが行われました。
その一つ、庭に能舞台が建てられ、後水尾天皇と徳川家光が大広間に並んで能楽を鑑賞された記録が残っています。
天皇をもてなすための能とはどのようなものだったのか、当時の記録から紐解きます。
講師プロフィール
宮本 圭造 (能楽研究者。法政大学能楽研究所教授)
2005に第31回日本古典文学会賞、2006年に第38回河竹賞・第1回林屋辰三郎藝能史研究奨励賞、2007年に第28回観世寿夫記念法政大学能楽賞を受賞。著書に『上方能楽師の研究』(和泉書院/2005)他。
『京都 二条城と寛永文化』(青幻舎/2022)にて行幸時の能楽について解説。