主催事業

2027年1月30日(土)

寛永行幸四百年祭特別講演 「寛永前期における細川家 ―寛永行幸から熊本城入城まで―」

寛永三年(1626年)、のちに熊本藩初代藩主となる細川忠利は、寛永行幸当日の供奉だけでなく、献上品の調達や京都での準備など、行幸に向けたさまざまな役割を担っていました。細川家に伝来した美術品や古文書・古記録等を保存する永青文庫には、その具体的な様子を伝える書簡や記録が今も残されています。

そして寛永九年(1632年)忠利は、細川忠興(三斎)の後継者として、肥後五十四万石の藩主として熊本へ入国しました。

本講演会では、細川忠利の子孫であり公益財団法人永青文庫理事長を務める細川護光氏と、永青文庫研究センター長・稲葉継陽氏をお迎えして、永青文庫に伝わる一次史料をもとに、寛永行幸から熊本城入城までの細川家の政治的・文化的な歩みを紐解きます。

「上方で御用の切り紙を送れ/洛中の絵図を屏風に書かせろ」
寛永3年閏4月朔日奉書(忠利の指示)
<永青文庫蔵>
「上様に御進上する棕櫚・蘇鉄15本を領内の規矩郡・田川郡・京都郡で調達させよ/蘇鉄10本を明後日上方へ発送するので、船を準備せよ。蘇鉄を掘る場所に担当者を一人ずつ派遣して、年を入れて掘らせよ。また、船中で蘇鉄の葉が損なわれないよう、万全のこしらえをして載せるようにせよ」
寛永3年閏4月6日奉書(忠利の指示)
<永青文庫蔵>

これらの史料からは、寛永行幸が京都だけで完結した行事ではなく、各地の大名や領国を巻き込みながら準備された、国家的規模の行事であったことが見えてきます。

講師プロフィール

細川 護光氏

陶芸家。公益財団法人永青文庫理事長。
三重県の伊賀土楽窯にて福森雅武氏に師事した後、父・細川護熙氏の不東庵を経て、2006年に熊本で開窯。信楽・唐津・高麗・楽焼などを手がける。出水神社宮司、茶の湯同好会会長も務める。

稲葉 継陽氏

熊本大学教授・熊本大学永青文庫研究センター長。専門は日本中世・近世史、特に16~17世紀の社会構造研究、永青文庫細川家文書、松井家文書などを通じて、近世初期の細川家の政治について研究を続ける。著書に「細川忠利」「近世領国社会形成史論」など。

講演の主なテーマ

●寛永行幸と細川家との関わり
●寛永前期の西日本・九州の政治・社会情勢と細川家の軌跡
●寛永九年、熊本城入城に至るまで
●四百年前、細川家は寛永行幸にどのように関わり、その後、どのような時代の変化を経て熊本へと入ったのか

熊本に伝わる貴重な史料から、寛永という時代と細川家の歩みを見つめます。

開催概要

開催日時 2027年1月30日(土)
13:30~15:00(開場13:00)
会場 鶴屋百貨店東館7階 宴会場
カーネーションサロン
〒860-8586 熊本市中央区手取本町6番1号
定員 100名(申込制・先着順)
参加費 2,000円
主催 寛永行幸四百年祭実行委員会
共催 一般社団法人Living History KYOTO
協賛 株式会社鶴屋百貨店
後援 熊本県教育委員会、熊本市

お申込み方法

下記リンクより必要事項をご記入の上お申し込みください。
※受付期間:9月1日(火)9:00~1月30日(土)12:00
事前申込はこちら(Peatix)

行幸行列再現まであと●日!