寛永行幸の実現に大きな役割を果たした東福門院(徳川和子)ゆかりの寺院・青蓮院門跡にて、10月11日(日)、「三代家元継承15周年記念 未生流笹岡 いけばな展」が開催されました。
今回、家元が手がけた作品のテーマは「寛永行幸」。
400年前、後水尾天皇が二条城へと向かった歴史的な行幸を、いけばなで表現されました。

作品には、天皇家を象徴する「桐」と「菊」、徳川将軍家を象徴する「葵」、そして「尚武」に通じる「菖蒲」にちなんだ花材が用いられました。
葵には、季節柄フタバアオイの入手が難しいことからカンアオイを使用。また、菖蒲にちなみ、オクラレウカの葉とカキツバタの花が取り入れられています。
さらに、作品に用いられた器にも注目!
《二条城行幸図屏風》では、後水尾天皇は鳳輦、徳川家光は牛車に乗る姿が描かれていますが、今回の作品では器との取り合わせを優先し、あえて逆の組み合わせに。
寛永行幸から400年を迎えた今年、いけばなという伝統文化を通して、歴史が新たな形で表現されたひとときとなりました。