大覚寺では、寛永行幸四百年を記念し、通常は立ち入ることのできない宸殿内部「牡丹の間」が特別公開されます。
宸殿は、江戸時代に後水尾天皇より下賜された寝殿造りの建物で、徳川二代将軍・秀忠の娘で後水尾天皇に入内した東福門院和子が、女御御殿として使用していたものです。妻飾や破風板、天井などには華やかな装飾が施され、牡丹の間と紅梅の間を飾る襖絵「牡丹図」「紅梅図」は狩野山楽によって描かれました。
今回の特別公開では、普段は入ることのできない牡丹の間に入り、狩野山楽筆の「牡丹図」を間近で鑑賞することができます。また、格の高い「折上小組格天井」や、天皇家の「菊紋」と徳川家の「三つ葉葵」の双方が施された襖絵の引手金具も見どころのひとつ。朝廷と徳川家との深いつながりを、建物の細部から感じることができます。
期間中には、大覚寺秋季名宝展「貞観~寛永」も開催され、大覚寺が所蔵する寛永期ゆかりの宝物が出品される予定です。
後水尾天皇と東福門院和子、そして徳川家――。寛永行幸の時代を生きた人々の歴史と文化を今に伝える貴重な空間を、この機会にぜひ間近でご覧ください。

| 日程 | 令和8年10月9日(金)~12月7日(月) |
|---|---|
| 時間 | 9時~16時50分(16時30分受付終了)
※祭典・法典や悪天候など、都合により拝観できない日や時間帯が生じる場合がございます。 |
| 場所 | 旧嵯峨御所 大本山大覚寺
〒616-8411 京都市右京区嵯峨大沢町4 |
| お堂エリア参拝料 | 大人800円・小中高400円
※寛永行幸四百年を記念し、特別参拝料は不要です。通常参拝料のみで拝観いただけます。 |