2026年9月5日(土)、「寛永行幸四百年祭 記念式典・記念講演会」をANAクラウンプラザホテル京都様にて開催いたしました。
寛永行幸四百年祭記念式典
はじめに、寛永行幸四百年祭のこれまでの歩みと、これからの取り組みをまとめた約4分間のオープニングムービーをご覧いただきました。
式典では、はじめに西脇隆俊様(京都府知事)よりご挨拶を賜り、続いて松井孝治様(京都市長)、鈴木淳哉様(京都商工会議所副会頭)よりご挨拶をいただきました。
また、ご来賓を代表して、文化庁長官・伊藤学司様、衆議院議員・勝目やすし様よりご祝辞を賜りました。
400年前の寛永行幸は、朝廷と幕府の融和を象徴する大きな出来事でした。その後、京都を中心に芸術や学問、生活文化など多彩な文化が花開き、全国へと広がっていきました。
世界各地で紛争や災害が相次ぐ今だからこそ、文化が人や地域を結ぶ力を改めて見つめ、受け継がれてきた歴史と文化を次の世代へ伝えていくことの大切さ。そして、寛永行幸四百年祭が、京都から全国、さらには世界へと日本文化の価値を発信し、未来へつながる新たな文化交流の契機となることへの期待と、事業の成功を祈念するお言葉が寄せられました。
ご挨拶、ご祝辞の全文はこちらよりご覧いただけます。
このほか、京都府市長会会長・中小路健吾様(長岡京市長)、松村敦子様(宇治市長)、荒巻隆三様(京都府議会議長)をはじめとする府議会議員の皆様、下村あきら様(京都市会議長)をはじめとする市会議員の皆様にもご列席いただきました。また、多くの皆様より祝電を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
続いて、寛永行幸四百年祭プロデューサー・濱崎加奈子と、寛永行幸四百年祭実行委員会委員長・梅原和久より、四百年祭の趣旨とこれまでの取り組み、今後の事業についてご説明しました。

四百年祭の事業を進めるにあたり、さまざまな分野の専門家の皆様とともに史料の検証や時代考証を重ねてきたことをはじめ、2年前から継続して開催している「寛永文化講座」、ウェブサイトやSNSを活用した情報発信、書籍・雑誌をはじめとする各種メディアへの掲載、文化の担い手へのインタビュー動画の公開など、これまでの活動をご紹介しました。
さらに、市内13の美術館をはじめとする文化施設等が連携する「京都・寛永つながるミュージアム」や「寛永文化ゆかりの地スタンプラリー」、京阪電車との連携事業、大学生とのプロジェクト、地域を越えた連携など、四百年祭をきっかけに広がっているさまざまな取り組みについてもご紹介しました。
また、12月に予定している行幸行列の再現に向けて、当時の装束や牛車の復元、行列に参加する方々への弓馬術礼法の研修、さらに、当時演奏されたと考えられる雅楽の復元についても、多くの専門家の方々とともに史料を読み解きながら、準備を進めていることをお話ししました。
身近なところに残る「四百年前」を一人ひとりが発見し、その歴史や文化に思いを寄せながら、次の「四百年後」へとつないでいく――。
最後に濱崎プロデューサーより
「400年前にここ京都で実現した文化が、社会を整え、経済を動かし、そして人の心を磨きました。そうしたシステムをもう一度、未来社会の基盤として、京都から一緒に広めてまいりましょう」
と呼びかけ、四百年祭にかける思いを伝えました。
400年前の歴史や文化を振り返るだけではなく、そこに息づく文化や精神を未来へとつなぎ、新たな文化交流へと広げていく。寛永行幸四百年祭が目指すものを改めて共有する式典となりました。
多くの皆様にご臨席、ご清聴を賜り、誠にありがとうございました。



※公式グッズは、当サイト内のオンラインショップにてお買い求めいただけます。

8月20日~26日の間、東海道を旅した「うさみつ」&「みみみつ」もお出迎え。
記念講演会「寛永文化と後水尾天皇」
熊倉 功夫氏(MIHO MUSEUM館長)
休憩をはさんだのち開催しました記念講演会では「寛永文化と後水尾天皇」と題しまして、熊倉 功夫様(MIHO MUSEUM館長)にご講演いただきました。

寛永行幸における幕府と朝廷をとりまく状況の推移を、さまざまな視点から振り返り、「祭礼図屏風」(MIHO MUSEUM 蔵)を参照しながらの説明に、参加いただいた皆様が聞き入りました。日付の上では寛永3年9月6日から400年の節目を翌日に控え、行幸に想いを馳せる時間をお楽しみいただけたことでしょう。
いよいよ再現行列の開催まで2ヶ月強となりました。
引き続きどうぞご期待ください。